昭和史検定 2011年初冬開催 いま改めて昭和の時代を見直す。私たちがこれから向かう未来について考えるためにも。

検定、受け付けてます

昭和史検定とは?

いま改めて昭和の時代を見直す。私たちがこれから向かう未来について考えるためにも。

今年は平成23年です。ひるがえって昭和のはじめの23年を振り返ってみると、この間に中国大陸を舞台とした長い戦争が起こり、やがて世界大戦へと拡大して敗戦を迎え、新たな日本国憲法のもとで復興に向けて歩みだすまでの期間といえるでしょう。実にそれに匹敵する歳月が平成の世になってからすでに経過し、いまや平成生まれの世代が大学を卒業して社会人となりつつあります。

これだけの時間を経た今日だからこそ、改めて冷静に昭和の時代を歴史として捉えられるのではないでしょうか。従来、教科書で扱われる昭和史といえばとかく悲惨な記述が目立ち、ページをめくる指先からも力が抜けがちでした。もちろん悲惨な現実は現実として直視しながら、他方で、そこだけに力点を置かずにもっとのびのびと豊かな眺め方で歴史の実相にアプローチすることもできるはずです。なにしろ、昭和の時代をとおして人々は苦しみや辛さばかりでなく、逞しいエネルギーと希望をもって毎日を生きてきたのですから。そう、私たち自身も含めてーー。

昭和の時代を見直す意味とは、たんに過去への愛着ではありません。そこに私たちの現在、そして未来に向けての大きなヒントがきっと見出せるだろうことにあると考えています。そんな未来形の昭和史検定をめざします。年齢性別国籍を問わず、ひとりでも多くのみなさまにご参加いただけましたら幸いです。

【昭和のくらしを探検する(初級)】
昭和30〜40年代を中心に当時の人々に身近だった生活の場面から出題します。それはいまの私たちのライフスタイルのルーツともいえるものです。世代を問わずどなたにも親しんでいただけるのではないでしょうか。
【中級】
より広く社会に目を配り、昭和の64年間に人々がどのように生きてきたのか、その実相をとおして、時代の息吹を追体験するような出題をします。当時をよくご存じの方もそうでない方もきっと新鮮な驚きと出会われることでしょう。
【上級】
さらに政治・経済・軍事・外交・文化……の全般を視野に入れて、昭和という巨大な転換期の深層に迫ります。われこそあの時代を知り尽くしている!という方は、ぜひとも腕まくりしてチャレンジしてください。
  • ※各級の出題範囲と模擬試験問題は、全国書店にて発売中の検定公式テキスト『昭和のくらしを探検する』(初級用)、『昭和時代をいま読み直す』(中・上級用)に掲載されています。

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