高校生のとき、何の気なしに読んだ「ベニテングタケの話」という書籍がきっかけです。この本でベニテングタケをはじめとした毒きのこに興味を持ち、見聞を深めるとともにきのこに愛を感じるようになりました。この出会いがなかったら私は地元から約700㎞も離れた大学へ進学することもなかったでしょうし、そこで菌類きのこやそれと深い関わりのある植物について学ぶこともなかったでしょうし、こんなに素敵な日々を過ごせなかったでしょう。きのこがあるからこそ、今の私があるのだと思っています。
きのこの生態や機能の応用、など科学的な視点からだけでなく、医学、文学、芸術、歴史、文化、食、きのこと人との関わりなどといった様々な視点からきのこを学びたいと思って書店に立ち寄ったときにきのこ検定を知り、受けようと思いました。2級に合格したのち、1級が開設されると聞いて今回も受験しました。検定に向けた勉強として学名暗記大会をしたり、全面カラーのテキストできのこについて学ぶ時間はとても楽しかったです!
きのこの世界は奥が深いので、きのこ検定を受けてもまだまだ勉強し足りないなって思います。まだ3割しか知られてないと言われる世界ですしね。しかし、きのこ検定を受験したことできのこについて知りたい!学びたい!という気持ちが更に湧いたので、モチベーションがかなり上がりました。また、受験経験のある方が私の周りには多いので、共通の話ができてとても楽しいです。
私をきのこ好きだと知る友人や知り合いに学内や近くの森、山で見かけたきのこが何かと聞かれることが多いのですが、そこできのこ検定で得た知識が生かされます。分からないときもまだまだ沢山ありますが、科の特徴で何となく目星がつくものが増えたので図鑑を開くのが楽になりました。あとはきのこ嫌いや料理好きの方に美味しい調理法や克服方法を聞かれることが割とあるので、そこでも役に立っています。